タントの後部座席をフラットにする方法は?車中泊用品6選

タントの後部座席をフラットにするやり方を正しく理解すれば、軽自動車とは思えないほど広大なリラックス空間を手に入れることができます。

広い室内が魅力のタントですが、シートを倒すだけではどうしても大きな段差が残ってしまい、そのままでは車中泊や休憩には不向きです。

本記事では、タントの室内を快適なフルフラット空間に変えるための具体的な方法と、今すぐ手に入れるべき厳選アイテムを詳しくご紹介します。

目次

タントの後部座席をフラットにするやり方と選び方の基準

シートの段差解消力を確認

タントの後部座席を倒した際、もっとも大きな課題となるのがシートの間に生じる「段差」と「隙間」です。特に現行モデルのLA650S系などは、フラットモードにしてもシートの厚みやフレームの関係で、どうしても凹凸が発生してしまいます。

この段差をそのままにして寝具を敷いても、腰や背中に違和感を感じてしまい、熟睡することは難しいでしょう。そこで重要になるのが、マットやクッションが持つ「段差解消力」です。

具体的には、シートのくぼみにぴったりフィットする専用のクッションや、厚みのある高反発マットを選ぶことが解決への近道となります。ただ厚いだけのマットではなく、タントのシート形状に合わせて設計されたパーツを組み合わせることで、まるで家のベッドのような平らな面を作ることが可能になります。

まずは自分のタントのシートを倒した際、どの位置にどれくらいの高さの段差ができるのかを事前に把握しておくことが、失敗しないアイテム選びの第一歩といえます。

設置と撤収のしやすさ

車中泊やアウトドアを快適に楽しむためには、設置と撤収がスムーズに行えるかどうかが非常に重要なポイントです。せっかくの休日、準備に何十分もかかってしまっては、本来の目的であるリラックスする時間が削られてしまいます。

特におすすめなのは、バルブを開くだけで自動的に空気が入る「インフレーター方式」のマットや、置くだけで完了する「固形クッション」タイプです。これらは特別な道具を必要とせず、誰でも数分でフラットな空間を構築できます。

一方で、電動ポンプが必要な大型のエアーベッドなどは、寝心地は良いものの、空気の出し入れに時間がかかる傾向があります。また、狭い車内での作業は意外と体力を消耗するため、できるだけシンプルな手順で完成するアイテムを選びましょう。

雨の日や夜間に急いで寝床を作らなければならない場面を想定し、ワンアクションに近い形で設置できる製品を優先することで、車内での過ごしやすさが格段に向上します。

収納時のコンパクトさ

タントは軽自動車の中では最大級の室内空間を誇りますが、荷室の容量には限界があります。キャンプギアや着替えなど、他の荷物も積み込むことを考えると、フラット用品の「収納時のサイズ」を無視することはできません。

使用時は大きく広がるマットであっても、収納時には丸めてコンパクトになるものや、空気を抜いて薄くたためるタイプが理想的です。特に後部座席を使用する日常使いのシーンでは、トランクの隅に収まるサイズ感であることが求められます。

厚みのあるウレタンマットなどは寝心地に優れますが、その分収納サイズが大きくなりがちです。自分の車にどれくらいの積載余裕があるかを計算し、快適さと収納性のバランスを見極める必要があります。

最近では、空気を抜くことで驚くほど小さくなる高機能な素材を使用した製品も増えています。車内に常備しておきたいのであれば、シート下や荷室のアンダーボックスに収まるかどうかをスペック表で確認しておくことを強くおすすめします。

クッションの厚みと弾力

タントのシートは乗り心地を重視しているため、適度な柔らかさがありますが、それが逆にフラット化した際の「沈み込み」の原因になることがあります。フルフラット空間を作る際は、マット自体の厚みと、それを支える弾力が不可欠です。

一般的に、車中泊で快適とされるマットの厚みは8cm以上と言われています。これくらいの厚みがあれば、シートの凹凸を完全に吸収し、体圧を分散させてくれるため、翌朝の体の痛みを軽減することができます。

弾力に関しては、柔らかすぎるものよりも、やや硬めの高反発タイプの方が腰への負担が少なくなります。特に体重がかかる腰回りが沈み込んでしまうと、不自然な姿勢で寝ることになり、疲れが取れにくくなってしまいます。

また、冬場の冷気は車内の床面から伝わってくるため、厚みのあるマットは断熱材としての役割も果たしてくれます。オールシーズン快適にタントで過ごしたいのであれば、クッションの質には妥協せず、しっかりとした反発力を持つものを選んでください。

タントの車中泊に最適なフラット用品6選

【趣味職人】くるマット|タント専用段差解消マット

タント専用に設計された、シートの段差を埋めるための専用クッションです。置くだけで凹凸をフラットにできるため、手軽に車内をベッド化したい方に最適です。

項目
商品名趣味職人 くるマット
価格帯15,000円前後
特徴車種専用設計で隙間なくフィット、洗濯可能なカバー付き
公式サイト公式サイトはこちら

【Levolva】シートフラットクッション|隙間を埋める設計

高級感のあるレザー調の仕上げが特徴のクッションです。タントのシートの深いくぼみをしっかりとサポートし、安定したフラット面を作り出します。

項目
商品名Levolva シートフラットクッション
価格帯5,000円〜18,000円
特徴難燃性PVCレザー採用、タントの年式に合わせたサイズ展開
公式サイト公式サイトはこちら

【WAQ】車中泊マット|8cmの厚みで快適な寝心地

Amazonでベストセラーを誇る、厚さ8cmのインフレーターマットです。特大バルブを搭載しており、準備の速さと圧倒的なクッション性が魅力です。

項目
商品名WAQ 車中泊マット 8cm
価格帯7,000円前後
特徴特大バルブで自動膨張、滑り止め加工でズレにくい
公式サイト公式サイトはこちら

【FIELDOOR】車中泊マット|自動膨張式で設営が簡単

コストパフォーマンスに優れた、厚さ10cmの極厚モデルもある人気マットです。タントの広い室内を最大限に活かせるサイズ感が揃っています。

項目
商品名FIELDOOR 車中泊マット
価格帯6,000円前後
特徴高密度ウレタンフォーム採用、連結ボタンで2枚並べも可能
公式サイト公式サイトはこちら

【IORMEMO】車中泊エアーマット|後部座席の隙間を解消

後部座席と前席の間の足元スペースを埋めるためのエアーマットです。この隙間を埋めることで、タントの室内をより広く使うことが可能になります。

項目
商品名IORMEMO 車中泊エアーマット
価格帯4,000円前後
特徴足元スペースを有効活用、電動ポンプ付属で空気入れも楽
公式サイト公式サイトが見つかりませんでした

【趣味職人】プライバシーサンシェード|タント専用設計

フラットな空間でのリラックスタイムに欠かせない、車種専用のサンシェードです。外からの視線を遮り、室内の温度維持にも大きく貢献します。

項目
商品名趣味職人 プライバシーサンシェード
価格帯13,000円前後
特徴吸盤貼付で隙間なく遮光、断熱・保温効果が非常に高い
公式サイト公式サイトはこちら

タント用フラットマットを比較する際のポイント

専用設計か汎用品かの違い

アイテムを選ぶ際に最初に悩むのが、「タント専用品」にするか「汎用の車中泊マット」にするかという点です。専用設計の製品は、タントの独特なシート形状や内装の張り出しに合わせてカットされているため、設置した際に隙間ができにくいのが最大のメリットです。

一方、汎用品はサイズバリエーションが豊富で、将来的に車を買い替えた際にも使い回せる可能性が高いという利点があります。タントでジャストフィットを求めるなら専用の段差解消クッションをベースに使い、その上に広めの汎用マットを敷くという組み合わせが最も効率的です。

価格面では汎用品の方が安価な傾向にありますが、フィッティングの悪さがストレスになることもあるため、自分のこだわり具合に合わせて選ぶのが良いでしょう。

表面素材の質感と肌触り

マットの表面素材は、車内での快適性に直結する要素です。主に「PVCレザー」「スエード調」「ポリエステル」の3種類が主流となっています。

PVCレザーは汚れに強く、飲み物をこぼしてもサッと拭き取れるのが魅力で、高級感もあります。スエード調は肌触りが良く、冬場でもヒヤッとしにくいのが特徴ですが、ゴミが付きやすいという側面もあります。

ポリエステル素材は耐久性が高く軽量ですが、寝返りを打った際にシャカシャカという摩擦音が気になる場合があります。直接肌に触れるものですから、自分がリラックスできる質感かどうか、またメンテナンスのしやすさを考慮して選ぶことが大切です。

設営準備にかかる時間

車内をフラットにする作業時間は、積み重なると大きな差になります。特に雨天時や、移動で疲れている時の設営は、できるだけ短時間で済ませたいものです。

インフレーターマットであれば、バルブを開いて放置している間に他の準備ができるため、実質的な拘束時間は非常に短くなります。これに対し、手動ポンプで膨らませるタイプはかなりの労力と時間を要します。

また、複数のパーツを組み合わせるタイプは、パズルのように配置を覚える必要があるため、最初は戸惑うかもしれません。シンプルに「広げるだけ」「置くだけ」で完成するアイテムを優先して選ぶことで、車中泊のハードルがぐっと下がります。

本体の耐久性と耐荷重

タントの広い室内で大人二人が過ごす場合、マットにはかなりの荷重がかかります。安価なエアーベッドなどは、接合部の強度が低く、数回の使用で空気漏れが発生してしまうことも珍しくありません。

長く愛用したいのであれば、高密度なウレタンを採用しているものや、生地に厚みのあるタフな設計の製品を選ぶべきです。スペック表に記載されている耐荷重を確認し、自分の体重や一緒に過ごす家族の分までカバーできているかチェックしましょう。

また、裏面に滑り止め加工が施されているかどうかも耐久性に関わります。マットが走行中や就寝中にズレ動くと、生地に無理な負荷がかかり、破れの原因になるからです。しっかりとした安定感を持つ製品を選ぶことが、結果としてコストパフォーマンスを高めることにつながります。

タントをフラットにする際の注意点と活用法

外からの視線と目隠し対策

タントの後部座席をフラットにして過ごす際、意外と盲点になるのが周囲からの視線です。タントの窓は大きいため開放感がありますが、夜間に車内の明かりをつけると外からは丸見えになってしまいます。

安心して眠るためには、車種専用のサンシェードやカーテンの設置が不可欠です。専用品であれば窓枠にぴったりフィットするため、光漏れも防げますし、冬場の防寒や夏場の遮熱にも効果を発揮します。

さらに、防犯の観点からも目隠しは重要です。車内が完全に見えない状態を作ることで、安心してプライベートな空間を楽しむことができます。フラット化アイテムを揃える際は、必ずセットで遮光対策も検討してください。

停車場所の傾斜を確認する

車内をどれだけ完璧にフラットにしても、車自体が傾いた場所に停まっていると、快適に過ごすことはできません。人間はわずか数度の傾斜でも、寝ている間に体が滑り落ちたり、頭に血が上ったりして違和感を感じるものです。

道の駅やオートキャンプ場などで場所を選ぶ際は、できるだけ水平な地面を探しましょう。どうしても傾斜がある場合は、頭が高い位置に来るように駐車するのが鉄則です。

また、スマートフォンの水平器アプリなどを使って、タイヤの下に板を噛ませるなど微調整を行うのも一つの手です。車両自体の傾きを最小限に抑えることで、用意したフラットマットの性能を最大限に引き出すことができます。

走行中のベッド使用禁止

非常に重要な注意点として、後部座席をフラットにしてベッド状態にしたまま、走行することは法律で禁止されています。走行中は必ず乗員がシートベルトを着用できる状態で座らなければなりません。

フラット空間はあくまで「停車中」の休憩や就寝のためのものです。移動中に横になりたいという要望もあるかもしれませんが、万が一の事故の際に命を守る装置が機能しないため、極めて危険です。

目的地に到着してから設営を開始し、出発前には必ず元のシート状態に戻すというルールを徹底しましょう。設置・撤収が簡単なアイテムを選ぶことは、この安全ルールを無理なく守ることにもつながります。

車内の結露対策と換気

密閉された車内で一晩過ごすと、人間の呼気によって驚くほど大量の水分が放出され、窓ガラスに結露が発生します。これを放置すると、せっかくのフラットマットやシートが湿気で傷んだり、カビの原因になったりします。

対策としては、窓を数ミリだけ開けておく、あるいはドアバイザーを活用して換気口を確保することが有効です。また、市販の除湿剤を車内に置いたり、朝起きたらすぐに窓を全開にして換気する習慣をつけましょう。

特に冬場は結露が激しくなるため、吸水性の高いタオルを常備しておくのも良い方法です。適切な換気を行うことで、車内の空気もリフレッシュされ、より健康的で快適なフラットライフを送ることが可能になります。

理想のタントフルフラット空間を完成させよう

タントの後部座席を理想的なフラット状態にするためには、車両の特性を理解した上でのアイテム選びが欠かせません。

今回ご紹介した段差解消クッションや高機能マットを組み合わせることで、軽自動車の枠を超えた究極のリラックススペースを作り出すことができます。

まずは「自分がどのようにタントで過ごしたいか」をイメージしてみてください。短時間の休憩がメインであれば手軽なクッション、本格的な車中泊なら厚手のインフレーターマットといったように、用途に合わせた選択が満足度を高める鍵となります。

適切な目隠しや換気といった注意点を守ることで、あなたのタントは世界に一つだけの移動式マイルームへと進化します。

ぜひ、この記事を参考に最適なフラット用品を手に入れて、タントでの新しいカーライフをスタートさせてください。

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この記事を書いた人

自由な移動と機能性のある車の暮らしに興味を持ち、キャンピングカーや軽トラ、トラックに関する情報を紹介しています。旅とアウトドア、日常と趣味やDIYなどとともに素敵なカーライフに役立つ情報をお届けします。

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